兵庫県にある宝塚大劇場へ鉄道を利用していく場合、「阪急宝塚駅」、「JR宝塚駅」、「阪急今津線 宝塚南駅」の3駅が最寄り駅として候補になります。
今回は「阪急今津線 宝塚南口駅」からのアクセス方法と沿道の見所について紹介します。
この動画が、阪急今津線の阪急南口駅から宝塚大劇場までの歩き方を案内した動画です。道中の宝塚大橋からは、宝塚大劇場、宝塚音楽学校を一望。さらに、「花のみち」の沿道では、ベルサイユのバラ像などとの出会いもあります。
※「阪急宝塚駅」、「JR宝塚駅」から宝塚大劇場へのアクセス方法については以下の動画をご参照ください。
アクセスのポイント
阪急今津線 宝塚南口駅の改札口を出ると、道なりに通路を進んでいき、階段で1階へ降ります。

すると、阪急今津線の高架下に、横断歩道があるので、渡り、右折します。

1分半ほど歩くと、車道と信号が見えてきます。それがサンビオラ前交差点です。交差点を左折します。

車道に沿ってのびる歩道を歩いていくと前方から武庫川に架かる宝塚大橋が見えてくるので橋を渡ります。
宝塚大橋からは、宝塚音楽学校と宝塚大劇場の外観を一望することができるビュースポットです。時折、阪急電車の車両が鉄橋を走り抜けていくさまも情緒があります。
宝塚音楽学校は、宝塚歌劇団団員の養成所で、バレエ、日舞、声楽など劇団で求められる技能を磨くレッスンが日々行われています。
「朗らかに 清く 正しく 美しく」をモットーにしておりマナーや礼儀作法の習得にも力を入れています。入学は狭き門で40~50人ほどの定員に対して毎年1,000人ほどの受験者が殺到。倍率は近年は約25倍ほどで推移しています。

宝塚大橋を渡りくると、緩やかな下り道。宝塚音楽学校の横を抜けていくと手塚治虫の漫画やアニメをテーマにした「手塚治虫記念館」が右斜め前に見えます。手塚治虫記念館前交差点を左折。

右に宝塚歌劇団すみれ寮を見て、阪急今津線の高架をくぐると、短い横断歩道があり、スロープから入ると「花のみち」の入り口になっています。
「花のみち」は1924年に宝塚大劇場開場に合わせてつくられた遊歩道。桜、紫陽花、バラ、スミレなどさまざまな草木が植えられています。その遊歩道の名称には「宝塚歌劇へ続く道」という意味合いも込められています。

「花のみち」には、「宝塚スミレ夢時計」のほか、宝塚歌劇をモチーフにした像もいくつか立っています。「燕尾服の紳士像」「ベルサイユのバラ像」、「レビュー像」、「小林一三先生像」がそれに該当します。

▲宝塚すみれ夢時計

▲燕尾服の紳士

▲ベルサイユのバラ

▲レビュー

▲小林一三先生像
小林一三は、阪急電車の創業者で、宝塚歌劇の生みの親として知られている人物です。



館内には、レストラン、宝塚グッズショップ、スタジオなどが並んでいます。天井にシャンデリアが吊るされた豪華なエントランスです。
直進していくと、宝塚大劇場改札にたどり着きます。大劇場のエントランスにはレッドカーペットが敷かれているなど豪華絢爛な空間。宝塚歌劇の夢の世界を感じとることができます。



所要時間について
所要時間ですが、実際に歩いてみたところ、宝塚南口駅から宝塚大劇場の改札までの所要時間は徒歩約13分でした。それは、阪急宝塚駅から宝塚大劇場までの所要時間(約9分半)より余分に約3分半ほど時間がかかるということになります。
ただ、道中の宝塚大橋から宝塚大劇場と宝塚音楽学校を一望できたり、「花のみち」にてベルサイユのバラ像をはじめ、宝塚歌劇に関するモニュメントと出会えることを考えると、宝塚南口から歩くのは、十分なメリットがあると感じました。

▲宝塚大劇場(左)と宝塚音楽学校(右)
普段、阪急宝塚駅から歩かれている方も、時間に余裕があるときなどに、阪急今津線にひと駅乗って阪急南口駅から歩かれてみるのもおすすめです。
宝塚大劇場付近の宿泊情報
遠方からいらっしゃる方は特にそうですが、宝塚歌劇を観覧する場合、宿泊もかねるとゆったりと過ごすことができます。
宝塚歌劇場から徒歩圏内にもいくつかホテルがあります。最もよく知られているのは、宝塚大劇場のオフィシャルホテルである「宝塚ホテル」でしょう。

▲宝塚大劇場から徒歩2分の地に移転・リニューアルオープンした「宝塚ホテル」
その他「宝塚ワシントンホテル」、「宝塚温泉ホテル若水」なども宝塚大劇場から近く、人気があります。
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